わかめごさいのゴミ箱

死して尚インターネットに居座り続ける男

私の、人生の、終わりの、始まり

忘れもしない。私が高校1年生だった時の、春。 もう桜も梅もとうに散って、自らが街路を彩ったこともすっかり忘れたような青さを携えた頃だった。 私はといえば、ちょうど■■■の関東コンクールへの予選を勝ち上がったところだった。 「夢、今日も満点のパフォ…

切り裂けど終わらない、悪夢の路にて

つんざくような悲鳴によって、人間に似た何かの私は今日も意識を叩き起こされる。県営団地の傍らにある憩いの場公園は、私にとってはこれっぽっちの価値も無いのだがどうやらそれは共通認識ではないようだ。学校帰りにその公園で遊ぶ子供たちは私の毎日の目…

わかなの日記1

イルミ「結局さ、ネオさんとセラさんってどっちが強いの?」 大地が裂け海は荒れ狂い天を揺るがし神をも恐れさせる…って程でもないけど、この戦いは今思えばイルミちゃんの軽率な一言で始まってしまったんだった。 わかな「ちょっと…イルミちゃん!」 イルミ…

桐崎夢路という女について

私のPC、「桐崎夢路」について 画像はPicrewの「ダウナー女子の作り方」から勝手に拝借しております 将来有望なピアニストとおだてられて育ち、本物の天才と自分との力量の差を見せつけられ人生の全てを失った女性。引退後は介護学校に入るものの得た物は少…